さんじゅうこわい

30歳になるのがこわい

おべんとうで気付いたランチ後の眠気予防法

ランチのあとは眠い。

そう決まっているものだと思っていたが、摂り方の問題であることに気がついた。

 

最近ダイエットをしている関係で今週からランチを外食からお弁当へ切り替えることにした。

ちなみに、 お弁当をまともに作り始めたのは生まれてはじめて。

自分の衛生管理に自信がなかったからだけど、今は極寒だし腐らないと踏んで始めた。

 

メニューは

スープ

ごはん(大麦orしらたき入り)

肉か魚のおかず

卵のおかず

野菜のおかず

プチトマト

を中心に回していこうと決めた。

 

1日目、2日目は食後全く眠くならず、「腹八分目だから眠くないのかな?」と思っていた。

しかし、3日目、更なるカロリーカットを目論んで、ごはんをお粥に替え、おかずの量を減らしてみたところ、食後しばらくしてから猛烈な眠気に襲われた。

とにかく眠い。

私は営業なので仕事時間の半分近く運転しているが、もういつ事故を起こしてもおかしくないくらい眠い。

しかもすごく何か食べたくて仕方がなくなる。

結局私はダイエット中にも関わらず、たけのこの里を買い食いしながら午後の仕事を乗り切った。

その夜、たけのこの里を一気食いしたことを猛烈に反省し、ジムでZUMBAにいそしみながら何がダメだったかを考察した。

 

3日目のお弁当の反省点 

1.そもそもお粥がダメだった。

お粥は通常のごはんより急激に血糖値を上げる。

お米自体柔らかく普通より消化吸収しやすいし、ほとんど噛まずに時短で食べ終わるため、通常の食事より血糖値が急激に上がる。

2.野菜が足りない。

お粥にしたことで私は野菜のおかずの量を減らした。

野菜などに含まれる食物繊維は糖や脂肪の吸収速度を下げる。

これも血糖値を上げる要因となった。

3.食べ順がダメ

いわゆる野菜→タンパク質→炭水化物の食べる順番で血糖値が上がるのを防ぐというあれ。

今まで「眉唾だろ」と思いつつも無意識のうちにやっていた。

しかし今回は寒くてしょうがなかったので温かいお粥から食べた、しかも一気に食べた。

私はお粥を食べきったあと、その日一番の出来だったゆず胡椒風味のミニハンバーグを食べ、その後きんぴらごぼう、ミニトマトと全く逆行した食べ方をしていた。

そして血糖値が上がった。

 

私は大学で栄養学の単位も一応取っていたにも関わらず、「血糖値が急激に上がると何が悪いのか」を理解していなかった。

 

改めてわかった血糖値が上がると何がいけないか

1.糖質が貯蔵される

インシュリンが分泌される。

インシュリンが血糖値を下げようと働く。

糖質は血中から肝臓へ送られ、そしてグリコーゲンになって貯蔵される。

そして脂肪へ。 

2.低血糖になってお腹が減る

急激に上がった血糖値を下げるためインシュリンが分泌される。

今度は急激に血糖値が下がる。

低血糖になると今度は血糖値を上げるために何か食べたくなる。

カロリー過多へ。

 

この背景から、低インシュリンダイエットとか糖質制限ダイエットなどというものが存在しているわけだ。

やっと合点がいった。

「血糖値上がる→インシュリンが分泌される」

インシュリンが分泌される→グリコーゲンが貯蔵される」

しか覚えていなかった。

もっと栄養学の授業を真剣に受けていればよかった。

過去問対策一夜漬けだけで単位を取ったツケがまわってきた。

 

話は眠気に戻るが血糖値が急激に上がり、低血糖になるわけだけど、食後の眠気はこの低血糖のせいらしい。

身体が血糖値低いから寝てやり過ごそうとするのだろう。

血糖値ががんっと上がらなければインシュリンもゆるっと分泌されて眠気も起こりにくいという。

 

それを今日実行した。

お粥をやめ、野菜の量を増やし、きちんと食べ順を順守した。

すると午後の眠気は皆無だった。

なんということでしょう。

感動した。