さんじゅうこわい

30歳になるのがこわい

てんかん治療薬と副作用

 思春期以降の470例の未治療てんかんでは、発作が抑制されるのは、1番目の抗てんかん薬で47%、2番目の薬で13%

 

 

https://www.neurology-jp.org/guidelinem/epgl/sinkei_epgl_2010_06.pdf

 

1剤目で発作が消失したらその薬を長期間飲み続けなければならないのがてんかんの特徴。

だから発作抑制率が低くても副作用の少ない薬剤から順に試す。

発作が抑制できても、副作用で服薬アドヒアランスが低下してしまうとまた再発してしまう。

医師に選択された1剤目が副作用の強い薬剤で、発作が止まった患者さんが一番不幸。

発作の抑制だけではなくてQOLにも目を向けないといけない。

 

合理的多剤併用は確立していないということ。

作用機序の異なる薬剤を併用することによって治療効果が上がるという考え。

効果が1剤+1剤=1.5でも、副作用が1剤+1剤=3になってはいけない。

副作用を打ち消しあうような薬剤の組み合わせであれば合理的といえるけれどほんの1部。

他の分野の薬剤にも当てはまりそうな考え方だと思った。