さんじゅうこわい

30歳になるのがこわい

春先に変態が出てくる気持ちがわかる

ちょうど今くらいの季節がすこぶる苦手。

基本的に自分は精神的に弱くはないと思っているのだけど、冬の寒さが緩みはじめて少しずつ暖かくなってくるこの季節にメンタルの不調を来しやすい。

 

振り返ると高校生くらいからそんな傾向があった。
高校2年生になる年の春、インフルエンザにかかった。
インフルエンザ自体はもちろん辛かったのだけど、インフルエンザが治ったあと、自分の足が地についていないような感覚がしばらく続いた。
自分が自分ではないような、自分は本当に存在しているのかどうかわからないような、とにかく不快な気持ち。
頭がボーッとするけど別に勉強ができなくなるわけではないので、認知機能が低下しているわけでもなかったと思う。
とにかく頭がおかしいと思われるのが怖くて誰にも相談することはできなかったけど、GWくらいには気付けばパタッと治っていた。
 
それから毎年、春先には不調が起きては治るというのを繰り返している。 
 
大学生のころは地に足が付いていない感覚から、三半規管がおかしいのではないかと思い耳鼻科で検査を受けたけれど、異常なし。
社会人になってからは、PMSではないかと考え婦人科を受診したものの、異常なし。
精神的な不調の他にも3年くらい前から春先に鼻炎症状が出るようになったので耳鼻科にかかると血管運動性鼻炎と診断された。
(アレルギー反応ではなく、外気の急激な温度変化などが原因となる鼻炎)
さらに今年は寝汗もひどい。夜中に目が醒めると信じられないくらい汗びっしょりだったりする。
加齢のせいなのか。まだ29歳なのに…
  • 春先の精神的不調
  • 血管運動性鼻炎
  • 寝汗
3つの症状を検索して、今の自分は自律神経の働きが悪くなっていると自己診断した。
 
 
季節には関係ないけれど、ここ数年健康診断で不整脈にチェックがついており、一昨年は要精密検査で循環器科を受診した。
24時間ホルター心電図と、心エコーを受けたが器質的な異常はなく、ストレスや自律神経のせい、と片付けられた。
普段は生活に支障がないので自律神経失調症ではないと思うが、ちょっと調子が悪いんだろうと思う。
 
自律神経失調症の原因や治療方法を読むと、「ストレスをなくす」とか、「生活リズムの乱れを改善する」とか現代社会に生きる私にとっては都合のつかない無理難題が書いてあるので、「あぁ、これはなおらないわ」と思った。
 
冒頭に書いた通りストレスに弱くないと自覚している自分ですら春先に不調が起こるのだから、精神的に疲れている人が春先に妙な気分になって変態さんとして街に現れるのは自然の摂理なのかなぁという仮説に至った。
まずは自分が変態さんになってしまわないように、せめて夜寝るときには電気をちゃんと消すくらいのことから改善していこうと思う。